海外で製造したグリーン水素のキャリアとして、アンモニアが注目されている。本報告書では、アンモニアを分解して水素を製造する技術について、国内企業の開発動向や商用化に向けた動きを報告した。特に2014〜18年にSIP（内閣府戦略的イノベーション創造プログラム）で開発していた企業の動向に着目した。また、製造した水素を大型高効率ガスタービンや燃料電池などの用途に展開するために必要な精製技術（残留アンモニアや窒素の分離技術）についても調査した。

1. 調査の目的
2. 概要
3. 国内企業の商用化に向けた動き、開発動向
4. 特許調査
5. 各社開発技術・課題の概要
6. 技術開発者、共同出願状況